本日、横浜の関内ホールで、朝日新聞社さん主催のメナード化粧品さんのセミナーでした。今回の司会は、「宣伝会議」編集長の田中里沙さんにパネラーは、ゴルフの青木功プロの奥様の青木チエさんに作詞家の阿木燿子さんにわたしでした。

トークセミナーの後は、医学博士の岡田富雄先生から、「メイクの魔法」のお話。なぜ、魔法かというと、マーケティングのデータによると、気に入ったメイクができた時に、多くの女性は、「外出したくなる」「自信が持てた」「うきうきする」と、答えているそうです。ということは、メイクには、人を積極的にさせる魔法があるということ。

この気持ち、すっごく分かる。わたしも、本日、メイクしてもらっただけで、「どっか、行きたいな」って、気分になった。そういえば、わたしのかつての部下の女性が、「別れたオトコに会う時は、絶対、バッチリ、メイクして行く！」と、言っていた。「だって、『俺のオンナ、こんないい女だったんだ』って、思わせたいじゃないですか！」と、言っていた。気分を切り替えるのに、一番てっとり早い方法は、メイクすることかも。

昨日、「不都合な真実」を観てきました。内容も、もちろん、考えさせられたりするなど、とても良かったのですが、何よりもゴアさんの情熱と「志」とプレゼンテーションに感動しました。

よく、わたしが、「講師は、プレゼンテーション。いかに難しいことを簡単に伝えるかが大切」と言っても、「内容が内容だからね」なんて言う人はいっぱいいる。でも、絶対にこの映画を観たらそんなこと、言えなくなる。ゴアさんは、本当に情熱を持って、難しいことを簡単にして、いろんな人がどうやったら理解できるかを考えられている。

そして、「どうして、こんなに簡単なことにして説明しても、なかなか人が動いてくれないのか」と、悩まれていたり、それでもあきらめずに、説いて回られたりしている。環境問題をかみくだくだけじゃなく、わたしたちが、明日からでもできることをちゃんと指示してくれているだけじゃなく、希望と感動までくださっている。

決して、おもしろい映画じゃない。でも、絶対に観るべき映画。きっと、観た人誰もがそう感じるのかも。実際、昨日も平日の夜なのに満席でした。ちゃんと、自分たちが抱えている問題に目を向けて、いろんなことを考えて実行しなければならない時期なんだ・・・と、いう強いメッセージのある映画でした。

１７日の東京イイノホールでの「新春特別講演会」のチケット、完売しました。本当にありがとうございます。後は、当日の天気を心配するのみです。

毎年、１０００枚近くのチケットを持って、「何のためにこんなことやってるんだろう？」「今年もチケットを買ってもらえるだろうか？」と、不安いっぱいで始まります。でも、「楽しみにしているよ」なんて声を掛けてもらって、それを支えにやっている。

当日、無事に終わるまで不安の塊だけれど、とりあえず、「ありがとう」と感謝の気持ちを込めて、「満員御礼」を出させていただきました。ほんとに、たくさんの方々に感謝です。

当日は、至らない点もあるかもしれませんが、とにかく、「気づきと、笑いと学び」がいっぱいあるイベントにしたいです。

【大谷由里子の「新春・特別講演」２００７】＜満員御礼＞
https://www.shienjuku.com/cat/0610_hw/

昨日から、旭川です。こちらは、マイナス7℃。やっぱり、寒いです。札幌の雪祭りのように、こちらでも、「冬まつり」があります。氷彫刻世界大会が開催されます。明日からですが、昨夜もたくさんの人が彫刻を凍える中でされてました。「どこからですか?」「岡山からです」とか「静岡からです」なんて感じでした。何か、人が一生懸命何かを作っている姿って、やっぱり感動しますね。

「旭山動物園と、ラーメンの他には、何も無いんだよね」なんて、旭川の人たちは、よく笑って言われるんですが、いろんな話を聞いているうちに、「大雪山を見ながらのゴルフ、最高だよ」なんて話も出てくるし、酒蔵などもあるそうです。思わず、「他にもあるやん!!」と、つっ込みたくなりました。ちなみに、「男山酒造」も旭川で、300年前に伊丹で醸造を始められたそうです。旭川と伊丹が「清酒」で繋がってたりするんですね。

今日は、これから北見です。

昨日、朝日新聞社さんの仕事で、メナード化粧品さん主催のセミナーで、漫画家の里中満智子さんとトークさせていただきました。

彼女の作品、「アリエスの乙女たち」と出会ったのは、高校生の時。それゃあ、はまりました。主人公の路美のように強くて優しい女性になりたいと思いました。それだけじゃなく、登場人物それぞれの言葉や生き方に感銘を受けました。わたしの人生にとって、恋愛のバイブルでした。

とにかく、よく漫画を読んだ。きっと、我が兄弟が人生の中で買った漫画を全部集めたら、マンションくらいは買えるくらい漫画につぎ込んだ。そして、わたしの人生の中で、わたしの生き方に影響した漫画を3つ上げるとすれば、里中満智子さんの「アリエスの乙女たち」と、萩尾望都さんの「ポーの一族」と、池田理代子さんの「ベルサイユのバラ」だよなあ。中でも、「アリエスの乙女たち」は、わたしに「生き方」という言葉をくれた。「生きる姿勢」から「言葉」が生まれるということを体で感じさせてくれた。

でも、高校生、中学生の時、貪るように読んだ漫画。その中でも何度も読み返した「アリエスの乙女たち」。まさか、あれから、25年後、里中満智子さんと会って、話できるなんて夢にも思っていなかった。タイムマシンがあったら、あの頃の自分に会いに行って、「あんた、25年後、里中さんに会えるんだよ」と、自慢したい。

ほんまに、生きてて良かった。今まで、頑張ってて良かった。つくづく、そう思わせてもらった一日でした。
ちなみに、このセミナー、まだまだ、日本中で続きます。もう、毎日、ワクワクです。

おととい、新潟の第四銀行さんの労働組合で講演でした。「新潟＝雪」だと思っていたわたしは、暖かくて、雪が無いのにびっくり。確か、例年、この時期に仕事で新潟に来た時には、雪があったはず。

そういえば、新幹線の中で、主婦4人組らしい女性たちが話していた。彼女たちは、長岡で降りて行かれたけれど、めっちゃ、「温暖化」の話をされていた。

「絶対、おかしいの。うちの家、もう水仙が咲いたのよ」
「確実に、庭の植物の咲く時期がおかしいよね」
「そのうち、5月が2月になるんじゃない?」
「じゃあ、夏は、どうなるの?」
「熱帯になるよ」

何気なく、聞いていた会話。でも、これ、笑えない。次世代に何を残せるか?とっても、環境って、大切だと感じる。そういえば、２０代の時に、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読んだことを思いだした。あの時から、「環境」という言葉がわたしの中のどこかにある。でも、結局、ゴミを分別するとか、家族の車をプリウスに変えたとか、そんなことくらいしかできてない。ちょっと、「温暖化」の話を聞いて、「恐いなあ」と改めて感じてる。